第58回(2027年度)日本看護学会学術集会

第58回(2027年度)日本看護学会学術集会 ウェルビーイングの探求 ~看護と社会の幸せな生き方~ 第58回(2027年度)日本看護学会学術集会 ウェルビーイングの探求 ~看護と社会の幸せな生き方~ 2027年9月17日(金)~19日(日) 会場 国立京都国際会館 会長 秋山 智弥 日本看護学会長/公益社団法人日本看護協会会長 2027年9月17日(金)~19日(日) 会場 国立京都国際会館 会長 秋山 智弥 日本看護学会長/公益社団法人日本看護協会会長

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第58回(2027年度)日本看護学会学術集会開催にあたって

 この度、2027年9月17日(金)から19日(日)の会期で、国立京都国際会館にて第58回(2027年度)日本看護学会学術集会を開催いたします。

 本学術集会のテーマは「ウェルビーイングの探求~看護と社会の幸せな生き方~」です。

 「ウェルビーイング」は、「well(よい)」と「being(状態)」からなる言葉で、今から80年前の1946年に採択された世界保健機関(WHO)憲章に、「健康とは、単に疾病や病弱でないということではなく、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態(well-being)である」と定義に使用されました。当時は、個人の健康状態に焦点が当てられていましたが、現在では生活や対人関係、組織、社会全体の幸福として広く使用されています。

 国際看護師協会(ICN)はWHO等と連携し、「看護師は自身の尊厳、ウェルビーイングおよび健康に価値を置く。これを達成するためには、専門職としての認知や教育、リフレクション、支援制度、十分な資源配置、健全な管理体制、労働安全衛生を特徴とする働きやすい実践環境が必要である。」(ICN看護師の倫理綱領(2021版))と明記しています。また、ウェルビーイングに関連するところでは、国際連合(UN)は持続可能な開発目標(SDGs)の目標3に「すべての人に健康と福祉を」を掲げ、あらゆる年齢の全ての人々の健康を確保し、福祉を促進する目標をあげています。経済協力開発機構(OECD)でも、経済成長(GDP)のみに頼らない、人々に焦点を当てた政策のためのウェルビーイングフレームワークを策定しています。そして、日本看護協会では、2025年に「看護の将来ビジョン2040~いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護~」の中に、人々がいきいきと健康に暮らしていくことのできる社会の実現には、看護職が生涯を通じてさまざまな場で力を発揮していく基盤として、看護職自身のウェルビーイングの重要性を示しました。

 このように、ウェルビーイングについては捉え方や認識がさまざまであることから、第58回(2027年度)日本看護学会学術集会では、あらためてウェルビーイングとは何かを様々な観点から考え、深めるために「ウェルビーイングの探求」をメインテーマとしました。また、看護職自身が何歳になってもやりがいをもって働き、その役割を十分に発揮することは社会への貢献につながります。看護が関わることにより、人々や地域、そして社会が幸せになるという前提のもと、幸せな生き方とは何か、ウェルビーイング向上をいかに図っていくかについて、皆様とともに考える機会にしたいと思い、副題は「看護と社会の幸せな生き方」としました。

 本学術集会は、2024年度より、各地域の皆様が地元や近隣県でより参加しやすくなるよう、全国を6地区に分け、順番に開催しています。近畿地区、京都において開催する2027年度学術集会では、天台宗 京都大原 三千院のわらべ地蔵をモチーフに、京都らしい奥行きと落ち着きの中で、お地蔵様が人に寄り添い、見守る姿に、人々の暮らしを支える看護と、本学術集会が問う「幸せな生き方」をポスターで重ねて表現しました。

 全国から集うたくさんの皆様とともに、ウェルビーイング、そして看護と社会の幸せな生き方への問いを深め、活発な議論をする場となることを期待し、会場で、皆様とお目にかかれることを楽しみにしています。


2026年10月1日

第58回(2027年度)日本看護学会学術集会
会長 秋山 智弥
(公益社団法人 日本看護協会会長)

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